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2018/04/03

NO.47 我々の使命

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Our Mssion
我々の使命

処置と搬送から、他の役割へと発展した

使命とは、何か?
これは簡単な質問だが、世界中のEMS制度にとって、答えることは非常に難しい。1970年代から1990年代までは、答えは比較的明確だった。我々はいつ呼び出されても、緊急事態が発生した場所に隊員を送った。現場で手当てし、傷病者を医師に診てもらうため病院へ搬送した。これが地域社会からの期待でもあった。「緊急事態には911にダイヤルしてください。」これが我々のスローガンだった。我々はこれをメディアや地域の集会で広め、テレビの人気番組だった「緊急事態!レスキュー911」などでも伝播した。
その結果、アメリカ全体でサービスを要請する電話の量は、驚異的に増加した。

●困難な拒否

2017年の現在、使命に関する質問の答えは、はるかに複雑だ。全国のコミュニティが医療費の破綻に貢献しつつある救急サービスのコストに対し、深刻な懸念を示し始めている。非営利団体と寄付で賄われ無料サービスとして始まった搬送が、1990年代には約300ドルから500ドルで有料になり、今日のALSが備わった搬送では料金が1000ドルから2000ドルになった。
救急隊員から「困難な拒否」について電話をもらうことがよくある。そこでの問題は傷病者が救急施設に行きたくないということではなく、費用のせいで救急車を使いたくないということだ。私が言ってるのは、ちょっと足をぶつけたとか擦りむいたという話ではない。実際に救急医療サービスが必要な状態、重大な外傷や胸部の痛み、敗血症などの時にだ。
全く逆の現象として、911に電話をかけてくる傷病者の相当数が、救急車で病院に搬送されたいのではなく、誰かに診てもらいたいために電話してくる。時には状況判断とアドバイスをしてもらいたいだけだ。また、応急処置の後に救急施設やかかりつけ医(Primary Care Physician: 以下「PCP」)のところに自分で行けるように、解放されることを望む人もいる。これらはコミュニティの期待と我々が提供するサービスの間に食い違いがあることを示す多くの事例の一部だ。我々は、どんな緊急事態にでも迅速に対応できるシステムを築いてきたが、これは、一刻の猶予を争う危機に備えるためだ。

●高コスト化への変遷

初はただ救急車を送ることから始まった。1990年代には、消防自動車にAEDを搭載すれば、これら一刻を争う緊急事態において、対応時間を短縮できることに気づいた。
それ以来、多くのコミュニティでこのタイプの要請には消防車が良いということになり、あらゆる場合に消防自動車を送ることになった。救急車より早く現場に到着できるからだ。しかしこのやり方を支持できる明確なデータがないのが問題で、このシステムのコストは跳ね上がり、結果として救急処置と搬送のコストが高くなった。
多くのコミュニティで、コストは1回の要請につき600ドルから1200ドルもかかっている。
こうしたコストは、傷病者が重症の場合には不合理ではないが、コールの大部分では、サービスのコストのほうが傷病者が得る利益を凌駕してしまう。

●傷病者が望むものは?

我々の元々の使命は「治療して搬送する。」ことだったが、今日における使命は「トリアージを行って状況に応じて行動する。」である。一般人はますます、アドバイスを求めて911に連絡しているようだ。人々は不安で、どうすればいいのかわからないのだ。アドバイスを求めることができる家族がたくさんいる世帯は減少している。彼らは頻繁にネットで調べることに頼っている。でなければPCP(かかりつけ医)に電話するが、誰かが電話に出る前にあの普遍的なメッセージ、「緊急の場合は電話を切って、911にダイヤルしてください」を聞くことになる。
我々は一般人に対して、あらゆる場合にEMS機関に電話することを教え込み、人々は我々が必要なサービスを提供することに信頼を寄せている。しかし問題は、人々が望むことと我々が提供したいことが異なっていることだ。我々は全てに適応するオプションを一つ提供するだけだが、彼らが望むのは様々なオプションの一メニューだ。一般人は時にはアドバイスを求め電話をかけ、また別の時には、容態を診て、大丈夫だと安心させてもらうためだ。あるいはその場で処置を求め、それからPCPに行くか救急施設、総合病院の救急部に行くか決めてもらおうとする。連れて行ってもらいたい時もあり、そうでない時もある。
柔軟な対応のできるEMSを作ることの障害になっているのは、搬送があった時のみ支払われる支払い制限だ。もっと多くの州で、ペンシルベニア州のように、EMSが搬送以上の機能への支払いを請求するべきだと思う。法律制定は、EMSが新しい使命である「トリアージを行って状況に応じて行動する。」を可能にする、重要なステップだ。支払いの保証なしで変化すれば、納税者がコストの負担をすることになる。

(JEMS September 2017, OUR MISSION より抄訳)

 

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