人体が過度な熱にさらされると
熱は体内へ広がります。人体は70-90%の水分で構成されていて、水分は熱を循環させるからです。
過度な熱は体内へ閉じ込められます。皮膚は体内の熱の損失を防ぐ働きがあるからです。
熱が循環することによって、過剰な熱を皮膚表面より放出し始めます。(ラジエターの原理による冷却)
しかし、放出しきれなかった熱により組織はすぐに破壊され始めます。
過度な熱とは、たとえば熱い飲み物
人間の皮膚(もっとも複雑な器官のひとつ)
皮膚構造
正常時の皮膚温度。
1度熱傷 >45℃
表面の赤み
水泡なし
表皮の痛みあり
自然に治る
浅達性2度熱傷 >60℃
皮膚に水泡あり
激しい痛み
真皮上層までの損傷
皮膚は再生する
深達性2度熱傷 >60℃
皮膚はロウ状に白くなる
痛みは欠くが圧迫感がある
やけど痕が残る
外科的処置が必要になるかもしれない
3度熱傷 >69℃
皮膚組織までに達し炭化あるいはロウ状に白くなる
痛みはない
周辺の2度熱傷からは痛みが発生
破壊された部分は再生しない
外科的処置が必要になる
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