“防ぎ得る死”に備えて
標準戦傷ケアー(Tactical Combat Casualty Care=TCCC-1996開発.)は受傷の現場に於ける「防ぎ得る死」の撲滅を目的に制定された。TCCC検証によれば戦傷死の60%が四肢の失血に、33%は緊張性気胸に起因し重要なことはその90%が受傷地で救急治療を受ける以前に死に至っている。即ちTCCCは、その大部分が受傷の現場においてプリヴェンタブルデス「防ぎ得る死」であったと結論づけている。
出血の時、生命にかかわる血液の流出を防ぐために使います。 これらは、実際に戦場で使用され、効果が実証された用具ばかりです。 過酷な環境下でさえも、自分自身で素早く確実に止血できる用具です。
アルミ合金をウレタンフォームで覆った副木(スプリント)です。軽くコンパクトで、携帯に便利です。使用するときは、U字に成型すると信じられないくらいに固くなり、患部をしっかり固定します。手当て場所に合わせて、ハサミで簡単に切ることもできる万能副木です。
熱傷(やけど)は、熱いうちはどんどん拡がりますので、できるだけ早く熱を取る必要があります。素早く熱を下げれば、悪化を防ぐことができますので、早く治り、やけど痕の残る可能性は少なくなります。
損傷部を固定することにより、安定化させ、痛みを和らげ、それ以上の悪化を防ぎます。
搬送用担架は、コンパクトな折りたたみ担架と、滑らせて運ぶ搬送者の負担が少ないそり型担架があります。